アンズはアプリコットや唐桃(カラモモ)などと呼ばれることもある植物で、私たちが普段目にするアンズは生食用のフルーツだったり、ジャムやシロップ、そして、杏仁豆腐などが多いと思います。
主に食べることが頭に浮かぶアンズは実はかわいらしい花が咲き、漢方薬として使われていることをご存じでしょうか。
見て楽しめ、食べて満足、そして漢方薬にもなるアンズの魅力を花言葉を含めてお伝えします。
アンズ(杏)の花言葉
アンズの花言葉は「臆病な愛」「乙女のはにかみ」「早すぎた恋」「慎み深さ」などです。
アンズ(杏)の花言葉の意味
アンズの花言葉の「乙女のはにかみ」のはにかみは、恥ずかしがったりすることを意味します。
アンズ(杏)の花言葉の由来
アンズの花言葉の「乙女のはにかみ」は、アンズが桜よりも一足先に、恥じらうように花が咲くことが由来していると言われています。
アンズ(杏)の実にも花言葉はある?
アンズの実の花言葉は「疑惑」「疑い」です。
このような花言葉の由来は中国の故事が由来していると言われています。
中国の故事に「李下に冠を正さず」という言葉があり、李(すもも)の下で冠を直すと、李の実をとっているのではないかと疑われしまうので、疑われるような行動は慎むべきという意味で、李とアンズが歴史の途中で混同されて、アンズの実の花言葉になったようです。
アンズ(杏)はいつの誕生日の花?
アンズは、2月23日、3月1日、4月12日、10月2日の誕生花です。
アンズ(杏)について
アンズは実が食用として有名で、実際にアンズの実を見たことがある方は多いと思います。
アンズの花は白やピンクの桜に似た花姿で、3月~4月に開花し、6月~7月に実をつけます。
アンズの実はジャムやドライフルーツ、シロップ漬けなどに使われ、アンズの種子は杏仁豆腐の原料や漢方薬などに使われています。
中国の言い伝えで、中国の呉の国の医者が、貧しいものからは治療代を受け取らず、軽い症状の患者にアンズの木を1本植えさせ、さらに重病人には5本のアンズの木を植えさせて、のちにそのアンズの木から実を収穫し、その実の種子が杏仁という漢方薬になったと言われ、それ以来中国では「杏林」が医者の尊称になったと言われています。