カラーバリエーションが豊富で、その花の色が長続きすることからドライフラワーとして人気のあるヤグルマギクは、エディブルフラワー(食用菊)としても食卓に彩りを添えてくれるとても魅力的な花です。
ヤグルマギクをプレゼントしたり、育てようと思っている方にお役に立つような特徴や花言葉などをお伝えします。
ヤグルマギク(矢車菊)の花言葉
ヤグルマギクの花言葉は「繊細」「優美」「優雅」「教育」「信頼」「上品」「清楚」などです。
ヤグルマギク(矢車菊)の花言葉の由来
ヤグルマギクの花言葉「繊細」は、花の色が青いことから、また「教育」はプロシア(北東ヨーロッパの歴史的地名)の王妃がヤグルマギクを摘みながら、王子たちを教育していたことが由来していると言われています。
ヤグルマギク(矢車菊)の色別の花言葉
ヤグルマギクは青や紫、白、ピンク、赤などの花の色をしています。
中でも野生のヤグルマギクは濃い青紫色をしていて、この色は数ある青い花の中でも完全の青色と言われていました。
現在のところは色別に花言葉は決められていません。
白
白いヤグルマギクは、白一色のものから、中心がピンクや紫の二色になっているものなどがあります。
紫
紫のヤグルマギクは、紫一色ののものから、紫色の濃淡のグラデーションになっているものなどがあります。
ヤグルマギク(矢車菊)はいつの誕生花?
ヤグルマギクは、3月1日、3月5日、3月22日、8月2日の誕生花です。
ヤグルマギク(矢車菊)とヤグルマソウ(矢車草)の花言葉は同じ?
かつてはヤグルマソウと呼ばれていたこともあるヤグルマギクは、ユキノシタ科のヤグルマソウとはまったく違う別の花です。
ヤグルマソウの花言葉は「清楚」「幸福感」などです。
ヤグルマギク(矢車菊)の花について
ヤグルマギクと言う名は端午の節句の時期に花が開き、その花の形がこいのぼりの先端につける「矢車」に似ていることが由来と言われています。
特徴
ヤグルマギクは草丈が1m近くになるものから、小さなサイズまでさまざまです。
また、一重や八重に咲く花びらは「矢車」に似た形をしています。ドイツの国花であるヤグルマギクは「カイゼル(皇帝)の花」と呼ばれることもあります。
ヤグルマソウ(矢車草)の花との違い
ヤグルマギクとヤグルマソウの大きな違いは、ヤグルマギクがキク科で、ヤグルマソウがユキノシタ科であるところです。この2つの花は全く別の植物です。
開花時期
4月~6月が開花時期です。
種類
ヤグルマギクは500~600程の種類があると言われています。
中でも「疾風」と呼ばれるヤグルマギクは、花の色が混合していて八重咲きです。また、「ブラック・ボール」は黒褐色の濃い色の葉が特徴的です。
育て方
植物を育てたことのない方や、ガーデニングの初心者の方でも育てやすいところが魅力のヤグルマギクですが、いくつかの注意点があります。
日当たりが良く、風通しの良い所を選び、水やりは土の表面が乾いたら与える程度がおすすめです。
また、生育状態によりますが、植え替えや肥料は基本的に必要ではありません。