モクレン(木蓮)の花言葉はシモクレンと同じ?怖い意味も

春に咲く大きな花びらがとても印象的なモクレンは、花姿、香りともに気持ちを幸せにしてくれる花です。

もとは漢方薬を作るために育てられていたモクレンの花言葉やその由来などをお伝えします。

モクレン(木蓮)の花言葉

モクレンの花言葉は「自然への愛」「崇高」「持続性」「威厳」などです。

モクレンの花は開花時期になると一斉に芽吹いて、空にむかって花が咲きほこります。

その咲きほこる姿が「自然への愛」や「崇高」という花言葉の由来と言われています。

また、モクレンは1億年前から存在していた植物と言われ、そのことから「持続性」という花言葉がつけられたようです。

モクレン(木蓮)とシモクレン(紫木蓮)の花言葉は同じ?

シモクレンの花言葉は「自然への愛」「崇高」「忍耐」「威厳」などで、モクレンとほぼ同じです。

シモクレンは、かつて蕾が頭痛や鼻炎に効く漢方薬として使われていたこともあり、高さが3mを超えるほどの植物です。

名前に紫の字が入っている通り、外側が紫(赤紫)で、内側が白い花が咲きます。

モクレン(木蓮)の花言葉には怖い意味もある?

先ほどご紹介したように、モクレンの花言葉に怖い意味はありません。

もしも怖いイメージがあるとするなら、「威厳」や「崇高」など他の花言葉よりも強い言葉が含まれているからかもしれません。

モクレン(木蓮)の色別の花言葉

モクレンはピンクや白、紫、紅色などの花が咲き、色別に花言葉を持つものもあります。

白木蓮(ハクモクレン)

白い花を咲かせる白木蓮(ハクモクレン)。白木蓮(ハクモクレン)の花言葉や由来などについては、以下の記事で詳しく説明しています。

ハクモクレン(白木蓮)の花言葉。シモクレンについても

ピンク

ピンクのモクレンに現在は特定の花言葉はありません。モクレン全般の花言葉が使われます。

モクレン(木蓮)はいつの誕生花?

モクレンは、1月8日、2月19日、5月7日、7月4日の誕生花です。

モクレン(木蓮)の花について

モクレンは平安時代から栽培されていたと言われている植物で、寒さと暑さに強く、とても育てやすい木ですが、横に枝が広がるので、庭木として育てる場合は、広さが必要です。

特徴

一般的にモクレンの花は内側が白色で、外側が紫色をしています。

花が美しく咲く姿や、甘い香りが楽しめる花ですが、3~4日ほどしか花を楽しむ事ができません。

花姿がハスに似ていることがモクレンの名の由来と言われ、英語名は「Magnolia(マグノリア)」で、18世紀のフランスの植物学者の名前にちなんでつけられました。

種類

モクレンの種類は90種以上あると言われていて、先ほどご紹介したシモクレンやハクモクレンのほかに、コブシ(辛夷)やサラサモクレン(サラサモクレン)、オオヤマレンゲ(大山蓮華)、タイサンボク(泰山木)などがあり、樹高が1mほどの低木のものから20mを超えるものまでさまざまな高さがあります。

中でもコブシはハクモクレンとよく似ている花が咲きますが、ハクモクレンは花があまり開かないのに対し、コブシの花は開いて咲く違いがあります。