【桃の花言葉】由来や「白桃」「源平しだれ桃」についても

花言葉

桃といえば甘くてみずみずしい果実を思い浮かべる方も多いと思いますが、桃はひな祭りでも飾られるように、ピンクなどの可愛らしい花を咲かせます。

そんな桃にはどのような花言葉があるのでしょうか。また果実にも花言葉はあるのでしょうか。

ここでは、桃の花言葉や由来についてや、桃の花の特徴についてなど桃について詳しく説明します。

桃の花の花言葉は「私はあなたのとりこ」「気立ての良さ」などです。

桃には実にも花言葉があります。花言葉は「天下無敵」です。

桃には花にも実にも花言葉が付けられていますが、どのようなことが由来になったのでしょうか。

「天下無敵」の花言葉は古事記に記された話や、言い伝えなどから付けられました。

日本では古事記にイザナギノミコトが桃を投げつけて鬼を退治したという話が記されていますし、「桃太郎」も桃から生まれた男の子が鬼を退治する話です。

また、中国では桃は神仙に力を与える木とされ邪気を払う力があるとされてきました。

このように桃には、悪いものを退治する力があると信じられていて、それが「天下無敵」の由来になったと言われています。

私はあなたに夢中という意味を持つ「私はあなたのとりこ」の花言葉は、桃がたくさん実をつけることから子供をたくさん産むを意味していて、縁起のよいものとされていたことから付けられました。

また、下記でも紹介しますが、観賞用の桃はハナモモといい、ハナモモの花言葉の中に「あなたに夢中」があります。実を楽しむ桃ではありませんが観賞用の桃にも同じような花言葉が付けられているのです。

桃の花の色はピンクや白ですが、白色の桃の花にだけ特別な花言葉が存在します。白色の桃の花の花言葉は「純真」「人柄の良さ」です。

果肉が白色系の桃のことを白桃と言いますが、実の色の違いによる花言葉の違いはなようです。

源平しだれ桃は花を鑑賞するために改良された品種で、1本の木に白と赤の八重咲きの花を咲かせます。また、枝が垂れ下がる性質をもっています。

源平しだれ桃独自の花言葉はありませんが、ハナモモの花言葉は「気立てのよさ」「恋のとりこ」「恋の奴隷」「あなたに夢中」です。

バラ科モモ属に属する桃はピンク、赤、白の可愛らしい花を咲かせます。下記で開花時期や特徴、品種について説明します。

桃は3月下旬～4月頃に花を咲かせます。春といえば梅や桜ですが、一般的に梅、桃、桜の順で花が咲きます。

桃の木は1～7mほどの大きさになり、一重咲きや八重咲きなど品種によって花の色や形が変わります。

桜や梅に似ている花を咲かせますが、花びらの先が尖っているのが桃の花の特徴です。

桃は食用の実桃と観賞用に品種改良された桃があり、とても多くの種類があります。

実桃の種類には、あかつき、白鳳、黄金桃、ゆうぞらなど数多くの品種があります。

観賞用の桃には、源平桃、矢口、菊桃、照手紅などの種類があります。また、枝が上向きに成長するタイプや、枝が垂れるように成長するタイプ、小型のものなど樹形の種類もたくさんあります。