ベニバナ(紅花)花言葉と由来。誕生花やベニバナマンサクも

ベニバナ油(紅花油、サンフラワー油)などで私たちの生活になじみのあるベニバナは、丸く鮮やかな色の花が目を楽しめる他に、漢方や染料、そして化粧品などに使われてきた万能な花です。

源氏物語においては「末摘花(すえつむはな)」という別名で常陸宮の姫に付けられたあだ名として知られているベニバナの花言葉などの魅力をお伝えしたいと思います。

ベニバナ(紅花)の花言葉

ベニバナの花言葉は「化粧」「装い」「包容力」「特別な人」などです。

ベニバナ(紅花)の花言葉の由来

ベニバナの花言葉である「化粧」や「装い」は、ベニバナから作られた色素が口紅やチークなどの化粧品、さらに繊維を染めるための染料として使われたことに由来していると言われています。

ベニバナを使ったオーガニックの化粧品は多数あり、女性の方へのプレゼントとしてとても人気があります。

ベニバナマンサクの花言葉

インターネットのサイトなどで「ベニバナマンサク」と検索すると出てくる花は「ベニバナトキワマンサク(紅花常盤満作)」の名が多いかと思います。

現在のところ、ベニバナマンサクの名称が略されたのかどうかは不明ですが、こちらでは「ベニバナトキワマンサク」の花言葉をご紹介します。

白やピンク、赤などの花の色を持つベニバナトキワマンサクは細長い花びらが特徴的です。

花言葉は「私から愛したい」「おまじない」「霊感」などです。

「私から愛したい」と言う花言葉は、ベニバナトキワマンサクが基本の花の色がピンクのため、ピンクのイメージが恋や、女性のイメージがあることに由来していると言われています。

また、「霊感」や「おまじない」などの花言葉は、ベニバナトキワマンサクと同属となるマンサクの枝を使いアメリカの先住民が占いをしていたことや、東北地方でマンサクの花の咲き具合で農作物のできを占っていたことなどが由来していると言われています。

ベニバナ(紅花)はいつの誕生花?

ベニバナは6月11日の誕生花です。

ベニバナ(紅花)の花について

ベニバナの花は別名「末摘花(すえつむはな)」や「呉藍(くれのあい)」などとも呼ばれ、かわいい丸い形をした花の色は黄色やオレンジ色、赤色などです。

ベニバナは咲き始めは黄色ですが、やがて紅色へ色が変化していくことが日本におけるベニバナの名の由来になったと言われています。

先程もご紹介しましたが、ベニバナの色素は化粧品や染料として重宝され、その種からは油(紅花油、サンフラワー油)が採れ、切花やドライフラワーとして飾るなど、花言葉の意味も含めてとても魅力的な花です。

ベニバナは山形県の県花とされていて、最上川流域は江戸時代にはベニバナの一大産地として、京都や大阪でとても重宝されていました。

また、最上川舟運のベニバナの集散地で栄えた河北町は「雛とべに花の里」として知られています。

山形県内ではベニバナ染めの体験などができる施設や、イベントなどがたくさんありますので、ベニバナに興味がある方は山形へ旅行してみてはいかがでしょうか。

ベニバナは色素としてだけではなく、漢方などにも使われることのある花で、料理やお菓子に使われることも多いですが、味はあまりしません。

香り

ベニバナの香りは人によって感じ方はさまざまですが、独特の甘い香りがします。

開花時期

ベニバナの開花時期は5月~7月です。