桜の花言葉について皆さんは詳しくご存じですか?
また、桜はさまざまな種類がありその種類ごとの花言葉もあり、非常に奥が深い花ですので、今回こちらの記事を通じてしっかりと学んでいただければと思います。
春の花・サクラの花言葉
桜全般の花言葉は「精神美」「優美な女性」です。どれも桜という花の美しさから連想される言葉で、日本の国花として日本人の品格を表現しているとも言えるでしょう。
桜は日本原産の落葉高木で、古来から日本人に愛されている花です。日本人であれば見たことがないという方はいないでしょう。
花の美しさと、一瞬パッと咲いて、すぐにはかなく散ってしまうさまが、日本人の美意識に合っていることから、たくさんの人々の支持を集めています。
桜は園芸種を含めると300種類以上とされ、代表品種はソメイヨシノという横に大きく広がる傘上の花が特徴の品種です。
サクラの花言葉の由来
桜の花言葉にはどんな由来があるのでしょうか。
「精神美」の由来
アメリカの初代大統領ジョージ・ワシントンが子供のころに、お父さんが宝物のように育てていた桜の木を間違って切ってしまい、その事実を正直に告白したという逸話が由来になっているそうです。
「優美な女性」の由来
桜の美しさ、はかなさを女性に例えたのが由来とされています。女性としても自分の美しさを桜に例えられる場面は少ないかと思いますが、桜のイメージと相まって、ロマンチックですてきな印象を抱くと思います。
結婚式
桜は結婚式においても取り入れられることの多い花です。例えばテーブルや会場の装飾として桜の花を飾ったり、花嫁のヘアード、ブーケなどに混ぜて使用するのもよいでしょう。
カラードレスや和装でピンク色を取り入れる方も多いと思いますので、衣装との相性も合わせやすい花です。
また最近ではフォトウエディングを行うカップルも増えている中で、桜の木々の中でロケーションフォト撮影を行うカップルも増えています。
サクラの花言葉の意味は怖い?
これまでお伝えしてきた花言葉の中に、怖い要素はありませんでした。ではなぜ桜の花言葉は怖いということが言われているのかというと、日本ではなく、西洋の桜の花言葉に怖い要素が含まれているのです。
私を忘れないで
フランスの桜の花言葉で「私を忘れないで」という意味があります。これが、桜の花言葉が怖いと言われるゆえんです。
日本では桜は比較的ポジティブ(春の新たな出会い、旅立ちなど)にみられるなかで、フランスでは桜のはかなく散りゆくさまをさみしくとらえ、その場面を花言葉にしたと言われています。
確かに、「私を忘れないで」という言葉をかけられるのは、少し怖い気がしますね。
サクラの種類・色別の花言葉
冒頭でお伝えしている通り、桜の種類は300以上あり、それぞれ有名なものには花言葉が付けられています。
なかなか種類別の花言葉を用いる場面は少ないかもしれませんが、桜を見ている場面で、そのうちの一つをボソッと話せるだけで、かなりの知識人という印象を与えることが出来そうですね。
ソメイヨシノ
ソメイヨシノの花言葉は「純潔」「優れた美人」です。日本の桜の約80%がソメイヨシノと言われており、日本人の気品の高さ、汚れ無き美しさを表現するような言葉を付けたとされています。
鬱金桜
鬱金桜(うこんざくら)の花言葉は「優れた美人」です。下記の御衣黄桜の一種で、ウコンで染めたような黄色の花が咲くことからこの名前が付けられています。その花の美しさから、美人桜という別名を持っています。
紫桜
紫桜は独自の花言葉はまだありません。
御衣黄桜
御衣黄桜(ぎょいこうざくら)の花言葉は「永遠の愛」「優美」「心の平安」「精神美」です。
御衣とは着物のことで、特徴的な緑色の花びらが、平安時代の貴族の「萌黄色」の衣服に近いことから、この名前が付けられています。
落ち着いた色合いの緑色から連想される穏やかな心、そして生まれる大切な人との永遠の愛を象徴し、この花言葉がついたそうです。
冬桜「白」
冬桜の花言葉は「冷静」です。冬に咲くことからこの名前が付けられており、春の華やかな桜に比べて、冬枯れの中でひっそりと咲くさまから「冷静」という花言葉がついたそうです。
緋桜
緋桜(ひざくら)の花言葉は「艶やかな美人」です。別名で緋寒桜、台湾桜とも呼ばれます。
とても濃いピンク色を下向きに咲かせるのが特徴で、そのさまがやや気まぐれで難しい美しい女性を連想させることから、この花言葉が付いたと言われています。