釣り鐘型のかわいらしい花の形が、観賞用として古くから人気のあるホタルブクロ。
昔から多くの人に愛されてきた、日本原産のこのホタルブクロにはどのような花言葉があるのでしょうか。
花言葉の由来から、いつの誕生花なのか、また花の見頃の時期などについて紹介します。
ホタルブクロ(蛍袋)の花言葉
ホタルブクロの花言葉は「正義」「誠実」「忠実」「熱心にやり遂げる」です。
ホタルブクロ(蛍袋)の花言葉の由来
「正義」「誠実」といったホタルブクロの花言葉は、花の形が教会の鐘に似ていることからつけられました。
忠誠を尽くす心
「忠実」と「熱心にやり遂げる」というホタルブクロの花言葉は、ギリシャ神話が由来となっています。
ホタルブクロはカンパニュラの仲間で、ギリシャ神話ではオリンポスの果樹園で黄金のりんごが盗難に合わないように見張っているのが仕事でした。
ある日果樹園に黄金のりんごを盗もうと盗賊が襲来し、それを知らせようとしたカンパニュラは盗賊に襲われ命を落としてしまいます。
剣で刺され絶命したカンパニュラの手には、盗賊の襲来を知らせるために鳴らそうとした銀の鈴がしっかりと握られたままだったと言います。
悲しい結末になってしまったものの、カンパニュラのその熱心な仕事ぶりと職務に忠実な忠誠心が由来となって、この花言葉がつけられました。
ホタルブクロ(蛍袋)はいつの誕生花?
ホタルブクロは、6月5日の誕生花です。
ホタルブクロ(蛍袋)には色別の花言葉はある?
ホタルブクロは、青色系の色の花が多くありますが、他にも白やピンク、紫色の花を咲かせます。
調べてみましたが、ホタルブクロには、色別の花言葉は特にないようです。
ヤマホタルブクロの花言葉
ヤマホタルブクロは、本州に分布するホタルブクロの変種で、ほとんど外見は変わりません。
ヤマホタルブクロに特化した花言葉は特にありませんでしたので、ホタルブクロ全般の花言葉と同じと考えてよいでしょう。
ホタルブクロ(蛍袋)の花について
ホタルブクロは、4〜5cmほどの釣り鐘型の花を、うつむくように下向きに咲かせます。
別名チョウチンバナとも言い、これはいにしえに子供たちが花の中に蛍を入れて遊んだという説と、その蛍が花の中から出す明かりがもれる様子からつけられた、という説があるようです。
釣り鐘型の花がかわいらしく、寒さにも強く育てやすいので観賞用として人気があります。開花時期は5月下旬から7月にかけてで、初夏が花の見頃です。