ツバキ (椿)の花言葉は怖い?白や赤、裏の意味と由来など

花の少ない冬から春にかけて花を咲かせ楽しませてくれるツバキ。赤いイメージが強いかと思いますが、ピンクや白のツバキも存在します。

古くから親しまれてきた花ですが、花言葉を知っているという方は少ないのではないでしょうか。

ここでは、ツバキの花言葉や由来についてなどをご紹介します。花言葉を知ることで新たな発見があるかもしれません。ぜひ最後までご覧ください。

ツバキ(椿)の花言葉

ツバキの花言葉は、「控えめな素晴らしさ」「気取らない優美さ」です。

運命

日本のツバキの花言葉は上記で説明したものですが、西洋の赤いツバキには、「わが運命は君の掌中にある」などの花言葉がつけられています。

ツバキ(椿)の花言葉の由来

ツバキは見た目が華やかな花ですが、花の香りはありません。そのことが、「控えめな素晴らしさ」「気取らない優美さ」という控えめな花言葉がついた由来と言われています。

ツバキ(椿)の花言葉は怖い?

ツバキの花言葉は怖いと思われている方もいらっしゃるようですが、これはツバキに裏の花言葉が存在するからで、裏花言葉は「罪を犯す女」です。裏の意味について下記でご説明します。

裏の意味

娼婦マルグリットは、とても美しくいつもツバキを身につけていたのでツバキ姫とも呼ばれていました。

ある日、青年アルマンと出会い恋に落ちます。しかし、アルマンの父親は二人の関係をよく思わず、マルグリットに別れてほしいと頼みます。

マルグリットはアルマンを愛していましたが、肺を患っていて自分の命が長くないこと、自分が元娼婦であることを考え別れることを承諾し、娼婦に戻りアルマンを裏切り突き放しました。

アルマンは裏切られたことに怒り、落ち込み去っていきました。それから数年たってから、アルマンはマルグリットの本心を知り彼女を探しました。ですが、すでにマルグリットはこの世をさり帰らぬ人となっていたのです。

この悲しい話が「罪を犯す女」の裏花言葉の由来と言われています。

ツバキ(椿)の花の色別の花言葉

ツバキは花の色によって花言葉が変わります。下記で色別の花言葉をご紹介します。

白いツバキの花言葉は、「至上の愛らしさ」「完全なる美しさ」などです。

赤いツバキの花言葉は、「控えめな素晴らしさ」「謙虚な美徳」などです。

青いツバキがないので花言葉は存在しません。

ピンク

ピンクのツバキの花言葉は、「控えめな美」「控えめな愛」などです。

ツバキ(椿)の種類別の花言葉

ツバキは種類によっても花言葉が変わります。種類別の花言葉をご紹介します。

八重

八重咲きするツバキには、「乙女椿」や「寒椿」などがあります。八重咲きのツバキなので華やかですが、花言葉は控えめなものがつけられています。

乙女椿の花言葉は「控えめな美」で、寒椿の花言葉は「謙虚」です。

西王母

西王母は、淡い桃色の一重咲きの花で、9月~3月頃まで花を咲かせます。花言葉は「夢がかなう」などです。

斑入り椿

地の色とは別の色がまだらに入っている斑入りのツバキも存在します。ですが、斑入りのものに特別な花言葉はありません。ツバキ全体を指す花言葉と同じと考えてよいでしょう。

侘助

一重咲きで花が開ききらず小型な侘助は、見た目がつつましい様子なので、「控えめ」「簡素」「慰めてあげます」など控えめな花言葉がつけられています。

冬に咲く椿と春に咲く椿の花言葉は違う?

冬に咲く椿の「寒椿」の花言葉は、「謙譲」「愛嬌」「申し分のない愛らしさ」です。

春に咲く椿の「カメリア」の花言葉は、「誇り」「控えめな優しさ」です。

このように季節によって花言葉が違うというよりは、椿の種類によって花言葉が違っているのです。