イチゴの花言葉。木苺についてや花の特徴、怖い意味について

甘酸っぱい味わいで見た目もかわいらしく、幅広い年代の多くの人に愛されているイチゴ。

日本人とイチゴの関係は、江戸時代にオランダから輸入されてきたことから始まりました。

そのような昔から親しまれてきたイチゴですが、意外とイチゴについて知らないことが多くあるようです。

知っているようで知らないイチゴの花言葉や、驚きの実の特徴などについて紹介します。

イチゴ(苺)の花言葉

イチゴの花言葉は「あなたは私を喜ばせる」「尊重と愛情」「先見の明」「幸福な家庭」などです。

ツルを伸ばして子株、孫株とどんどん増えていくイチゴの性質は、幸せと繁栄を連想させるので、こういったハッピーな花言葉が多くなりました。

イチゴは丸い5枚の花びらを持つ、白くて小さいかわいい花を咲かせます。

かわいらしい花は庭や菜園をさりげなく彩ってくれるので、イチゴを鑑賞用に栽培するのもおすすめです。

イチゴの葉は、縁がギザギザとしていて、深い緑色をしています。1枚の葉が3枚に分かれているように見える、複葉と呼ばれる葉が特徴です。

株元に葉が集まりやすい性質があるので、新しい葉を成長させて株を充実させたい時は、株元の老化した葉を取り除く「葉かき」という作業が必要です。

この作業により、密集した葉が原因となっていた株元の湿度を下げることができます。

また、イチゴの葉は飲み物としても楽しむことができます。新鮮なものを摘み取って、茎を取り除き乾燥させると、ストロベリーリーフティーの出来上がり。

ストロベリーリーフティーには抗酸化作用が期待できるとのことなので、イチゴを栽培している人はぜひ葉も活用してみてはいかがでしょうか。

意外なことに、実だと思って食べているイチゴは、本当は実ではありません。

「イチゴの実」というのは、本来はイチゴの表面のツブツブのことなのです。ツブツブは、イチゴの種だと思っていた人も多いのではないでしょうか。

私たちが実だと思って食べている赤い部分は、花托(かたく)といい、花の付け根の茎が太く変化して食用となったものだそうです。

イチゴ(苺)の花言葉は怖い?

全体的にハッピーなものが多いイチゴの花言葉に、怖い意味を持つものはありません。

ですが、イチゴの仲間であるヘビイチゴの花言葉に「悪魔の魅力」や「小悪魔のような魅力」というものがあり、少し怖い印象を与えたのかもしれません。

木苺の花言葉

木苺の花言葉は「小さな愛」「細やかな愛」です。

この他に、食べようとすると棘があることから「後悔」といった花言葉もあります。

野いちごの花言葉

野いちごの花言葉は「尊敬と愛情」「幸せな家庭」「成果が実る」です。

ふゆいちごの花言葉

ふゆいちごの花言葉は「尊重と愛情」「未来の予感」「誘惑」です。

いちご草の花言葉

ストロベリーフィールドとも呼ばれるいちご草は、千日草の仲間で、イチゴそっくりの赤くて丸い花を咲かせます。

いちご草の花言葉は「不変の愛」「安全」「無事」「友情」「変わらない愛情」「不朽」です。

イチゴ(苺)の花について

イチゴの花というと、真っ先に白いものを思い浮かべるかもしれませんが、白の他にもピンクや赤の花も咲かせます。

まん丸な花びらと控えめな姿がとてもかわいらしい花なので、鑑賞用としても人気があります。開花時期は3月から5月です。

野イチゴの花について

野イチゴの仲間は多く、キイチゴ属のものからキジムシロ属まで、何十種類もあります。

クサイチゴ、ニガイチゴ、モミジイチゴ、クマイチゴ、バライチゴ、ワイルドストロベリー、ブラックベリーなど、野イチゴはたくさんの種類がありますが、花は白色のものが多いようです。

以下で、野イチゴの一種である、キイチゴ属のきいちごの花について解説します。

きいちごの花について

きいちご(ラズベリー)の花は、白や薄ピンクのものが多いです。

ラズベリーには年に一度収穫ができる一季なり性の品種と、年に二度収穫ができる二期なり性のものがあります。

一期なり性のものは4月から5月に、二期なり性のものは、春のほか8月から9月にも花を咲かせます。

暑さや寒さに強く初心者でも育てやすいので、地植えはもちろん、鉢植えにしてベランダなどで育てることもおすすめです。