紫やピンクなどの可愛らしい色の花を咲かせるミヤコワスレ。小菊のような可憐で清楚な花を咲かせますが、名前が少し怖いのが気になりますよね。
そんなミヤコワスレにはどのような花言葉がつけられているのでしょうか。また、怖い意味の花言葉はあるのでしょうか。
ここでは、ミヤコワスレの花言葉についてや花の特徴についてなどを詳しくご説明します。
ミヤコワスレ(都忘れ)の花言葉
ミヤコワスレの花言葉は「別れ」「しばしの慰め」です。
ミヤコワスレ(都忘れ)の花言葉の由来
可憐で可愛らしい花を咲かせるミヤコワスレですが、花言葉は少しさみしいものです。どうしてこのような花言葉が付けられたのでしょうか。
別れ
「別れ」「しばしの慰め」と付けられたのは、順徳天皇が佐渡に流されたことが関係しています。
順徳天皇は承久の乱で敗北し、佐渡へ流されました。佐渡に流された順徳天皇は、都を思い出し寂しく過ごしていましたが、ミヤコワスレを見ることによって少しだけ都のことを忘れられ心が癒やされたそうです。この故事がミヤコワスレの花言葉の由来になりました。
ミヤコワスレ(都忘れ)の花言葉は怖い?
ミヤコワスレの花言葉は上でも紹介した「別れ」「しばしの慰め」なので、「別れ」の意味を持って花をプレゼントされたら怖いと感じますよね。
可憐で可愛らしい花ですが、プレゼントに選ぶときには注意が必要です。
ミヤコワスレ(都忘れ)には花の色別の花言葉はある?
花によっては花の色によって花言葉が違う場合がありますが、ミヤコワスレは花の色によって花言葉は変わりません。どの色のミヤコワスレも全体を指す花言葉と同じです。
ミヤコワスレ(都忘れ)はいつの誕生花?
ミヤコワスレは、6月23日、8月1日の誕生花です。
ミヤコワスレ(都忘れ)の英語の花言葉
ミヤコワスレには英語での特別な花言葉は存在しません。
また、ミヤコワスレは日本特有の呼び方なので、英語でも「Miyakowasure」と書きます。海外では「Gymnaster savatieri」と呼ばれています。
ミヤコワスレ(都忘れ)の花について
ミヤコワスレはキク科ミヤマヨメナ属に分類される植物ですが、どのような特徴があるのでしょうか。
特徴
ミヤコワスレは品種によって変わりますが、草丈は15~70cmほどです。花の中心が黄色い、紫、青、ピンク、白など3cmほどの小菊に似た花を咲かせます。
開花時期は4~6月の春から梅雨時期くらいまでです。
種類
ミヤコワスレには花の色により種類があります。下記で「江戸紫」「浜乙女」についてご紹介します。
江戸紫
つややかな濃い紫色の花を咲かせます。大輪であるのも特徴で、切り花としても華やかに活躍してくれます。
浜乙女
可愛らしいピンクの花を咲かせます。花つきがよく中輪の花です。