皆さんは、気持ちがふさいでいるときや悲しいとき、素直に誰かに助けを求めることはできますか。
自分の感情を誤解のないように相手に伝えることは、なかなか難しいことだと思います。
はっきりと自分の気持ちを伝えることが難しい方は、花言葉を用いて言えない気持ちを伝えてみるのはいかがでしょうか。
今回は、少しネガティブな感情になった時や怖い意味を持った花言葉をメインにご紹介します。
「助けて」を意味する花言葉
「助けてほしい」そんな気持ちを花で伝えることができる花がいくつかあります。
- チグリジア
アヤメ科の花なので見た目がしとやかで美しいのかと思いきや、別名「タイガーリリー」とも呼ばれており、見た目はその名の通りトラ柄のような斑点模様を持っています。その華やかな見た目に反して持つ意味合いは「私を愛して」「私を助けて」です。
一見怖い印象を与えるチグリジアですが、正直に伝えるにはなかなか難しい感情を代わりに伝えてくれる花です。
- サンダーソニア
花言葉は「望郷」「祈り」「愛嬌」です。可愛らしいその見た目から「クリスマスベル」や「チャイニーズランタンリリー」とも呼ばれています。しかし、サンダーソニアには悲しい由来があり、この花を発見した南アフリカの入植者たちが祖国を思い慕う「望郷」や、頭を垂れて祈るような姿から助けてほしいという「祈り」にちなんでいると言われています。
死を意味する花言葉
美しく贈り物として定番の花にも、「死」を連想させる花言葉を持つ花がいろいろあります。
- スノードロップ
全体の花言葉は「希望」「慰め」になっており、一見プレゼントしても問題なさそうに感じますが、一方で「あなたの死を望みます」という意味もあります。後者は、イギリスのある地方での言い伝えになりますが、恋人を失ったある女性が、彼の傷口にスノードロップを添えたとき、彼の肉体が雪のしずく(=スノードロップ)になってしまったそうです。
このようなこともあり、見た目が可愛らしくても悪い意味でとらえられる可能性があるので注意が必要です。
- ハナズオウ
春の訪れを知らせてくれ鮮やかな花を咲かせるハナズオウ(花蘇芳)ですが、春の陽気とは真逆の意味も持っているのです。花言葉は「不信仰」「裏切りのもたらす死」で、これはハナズオウが別名「ユダの木」と呼ばれているところから起因しているそう。
ユダがキリストを裏切ったことにより、キリストが処刑されることを知りハナズオウの木の下で自死したことで、「ユダの木」という名前が付いたようです。
- イチイ
地域によっては「オンコの実」などとも呼ばれており、名前の由来は、昔最も位が高い「正一位」の人が持つ笏(しゃく)の木材として使われていたことからくるそうです。しかし、特に西洋などではイチイの木は年中青い葉を付けることから「魂の不滅性」「再生」を象徴するものとされ、墓地によく植えられるようになり「死」を意味する植物になりました。
また、赤い実の部分は甘い果実ですが、中の種の部分には毒があるので、そのような面からも死のイメージが来ています。
贈りものに使われることはあまりありませんが、実を食べるときには注意してください。
「助けてくれてありがとう」を伝える花言葉
いつもお世話になっている方や大切な方に「いつも助けてくれてありがとう」と感謝の気持ちを伝えるには、どんな花が適しているのでしょうか。
- バラ(ピンク)
バラは色や本数により意味する気持ちが変わりますが、ピンクのバラの花言葉は「感謝」なので、ボリュームのある花を咲かせるイブピアッチェという品種であれば1輪でも本数を気にせず気軽にプレゼントできます。 - トルコキキョウ
エレガントでボリュームのあるトルコキキョウの花言葉は「思いやり」「感謝」。色合いも落ち着いているで、男女問わず贈りやすい花です。 - フリージア
冬~春の間にしか出回らない寒い時期の花で、彩もさまざまあります。花言葉は「感謝」「友情」になるので、パートナーや両親以外に大切な友人などに贈るのにも適した花です。