赤茶色の丸い花穂が可愛らしく、風にそよぐ姿が印象的なワレモコウ。
ドライフラワーなどのアレンジとしても人気のワレモコウは秋を代表する花の一つと言えます。
そんなワレモコウの花言葉や特徴についてご紹介しますので、最後までお楽しみください。
ワレモコウ(吾亦紅)の花言葉
ワレモコウの花言葉は「変化」「もの思い」「愛慕」「明日への期待」などです。
ワレモコウ(吾亦紅)の花言葉の由来
花言葉の「変化」は、上から順番に花を咲かせていく花の様子から付けられたと言われます。
「もの思い」の花言葉は、風に吹かれて華奢な細い茎を揺らす姿に由来します。
「愛慕」は、愛嬌のある花姿に由来して付けられました。
明日への期待
「明日への期待」という花言葉も、最初に紹介した「変化」と同じく、上から下へと花が順番に咲いていく様子を表現しているようです。
ワレモコウ(吾亦紅)の英語の花言葉
ワレモコウ(吾亦紅)の英語の花言葉は、先ほど紹介したものとは対照的な「Merry heart(陽気なハート)」です。
ワレモコウ(吾亦紅)の花について
ワレモコウはバラ科ワレモコウ属の多年草です。
夏の終わりから秋にかけてその姿を楽しむことができるワレモコウについて、以下でさらに詳しくご紹介します。
名前の由来
ワレモコウは名前の由来には諸説あります。
人々が花の色について話している時に、花自身が「我も紅なり」と答えたという説や、木香に似た香りがあるからという説、花の香りを気に入った中国の皇帝が「吾も請う」と言ったからという説もありますが、実際に香りはあまりないようです。
特徴
茶色に近い赤色が一般的ですが、白い品種もあります。
花のように見えるものは小さな花穂で、楕円形の葉が変化した萼(がく)と呼ばれるもののことを言います。
漢字での表記は、吾亦紅のほかに、吾木香、我毛紅、我吾紅などもあります。
種類
ワレモコウにはさまざまな種類、品種があります。ここではそのいくつかをご紹介します。
ヤクシマワレモコウ
小さい種類のワレモコウで、夏の暑い時期に淡紅色や赤色の小さな花を穂のように群がってつけます。
名前に「ヤクシマ」と入っていますが、屋久島が原産かどうかはわかっていません。
カライトソウ
日本原産カライトソウ(唐糸草)はやや大型です。花のように見える部分は濃いピンク色のおしべで絹の糸のようにきれいなことから、その名が付けられました。
オランダワレモコウ
草丈30~90cmになる多年草。別名「サラダバーネット」と呼ばれ、若葉はサラダなどで食用として利用されます。