公園やお寺などの池や湖に浮いている姿が印象的な睡蓮は、昼間に花が咲き、日差しが弱まる頃には花を閉じるためこの名前が付いた言われている水性の植物です。
有名なフランスの画家の絵にも登場する幻想的な睡蓮の花言葉をご紹介します。
睡蓮（スイレン）の花言葉
睡蓮の花言葉は「清純な心」「信頼」「信仰」です。
よく似ているハスとの見分け方はとても簡単で、葉に切れ込みがあるほうが睡蓮で、切れ込みがない方がハスです。
また睡蓮を国花としている国はとても多く、スリランカ、タイ、バングラデシュなどのアジア圏の他、エジプトやギアナなど、他にも多くの国が睡蓮を国花としています。
滅亡
睡蓮の花言葉は西洋では「purity of heart（清らかな心）」で、主に明るいイメージの花言葉が多いのですが、一部怖い意味を持つ花言葉もあります。
怖い意味を持つ花言葉は「滅亡」「終わった恋」「冷淡」です。
このような怖い花言葉は、ギリシャ神話に登場する水の妖精ニンフと英雄ヘラクレスの悲しい恋物語が由来と言われています。
物語の内容をまとめると、英雄ヘラクレスに恋心を抱いていた水の妖精ニンフは、思いが通じ恋人となる事ができますが、のちに妖精ニンフは身分の違いから英雄ヘラクレスから別れを告げられます。
とても悲しみ傷ついた妖精ニンフはナイル川へ身を投げて、睡蓮になったそうです。このような神話から怖い意味での花言葉が生まれたのでしょう。
睡蓮（スイレン）の花言葉の由来
睡蓮の花言葉の「信仰」は、古代エジプトで睡蓮は儀式などの装飾に使われたり、神話などに登場するなどエジプトの太陽のシンボルとされていた事などが由来していると言われています。
また、「清純な心」「信頼」は野生の睡蓮が白だった事から、白のイメージ、そして、花の形が大事なものを包んでいるように見える事などが由来していると言われています。
睡蓮（スイレン）の色別の花言葉
睡蓮にはさまざまな色があり、花言葉も変わります。
黄
黄色の睡蓮の花言葉は「優しさ」「甘美」です。黄色の睡蓮は5月8日の誕生花です。
白
白色の睡蓮の花言葉は「純粋」「潔白」です。白の睡蓮は4月27日の誕生花です。
紫
紫色の睡蓮には現在は独自の花言葉は存在していないようです。
ピンク
ピンク色の睡蓮の花言葉は「信頼」です。ピンク色の睡蓮は8月5日の誕生花です。
青
青色の睡蓮も紫色と同様に現在は独自の花言葉は存在していないようです。
赤
赤色の睡蓮も青色と紫色と同様に現在は独自の花言葉存在していないようです。
姫睡蓮の花言葉
姫睡蓮には現在は独自に花言葉は存在していませんが、通常の睡蓮よりも小さく、人気のある品種です。
姫睡蓮は、ビオトープ（植物と生物を同じ環境で育てる）でめだかや金魚などと同じ環境で育てている方も多く、色鮮やかな睡蓮の花と魚が成育する様子を楽しむ事ができます。