「別れ」にまつわる花言葉について皆さんはよくご存じでしょうか。
単に別れといえども、「別れたい」を告げる場合や、「別れたくない」を告げる場合もあるでしょう。
そんなさまざまな「別れ」にまつわる花言葉を紹介したいと思います。
決別・さようならを意味する花言葉
別れを表現する花言葉はたくさんあります。その中でも有名なもの、代表的とされているのはこちらのお花です。
ミヤコワスレ「別れ」
ミヤコワスレの花言葉は、「別れ」のほかにも「また会う日まで」「別離の悲哀」など悲しいものが多くあります。
「別れ」の意味を持つ代表的な花とされており、贈り物としては不向きです。
ただ、別れを経験した人へ寄り添う意味合いを持って渡すとすれば、ハートフルな贈り物にもなるので、よく考えて選ぶのがおすすめです。
別れたくないを意味する花言葉
別れを告げられた側の、悲しい気持ちを表現した花言葉も多くあります。
つらい気持ちをお花が和らげてくれることもあるでしょう。ぜひそんな時は、以下のお花を購入してみてはいかがでしょうか。
アネモネ「儚い恋」「見捨てられた」「恋の苦しみ」
切ない失恋の意味合いが込められたアネモネの花言葉。ビビッドなカラーからパステルカラーまで豊富な種類があります。
クロッカス「愛の後悔」
水耕栽培としても人気のクロッカス。さまざまなカラーをもち、その種類は約80種類を超えると言われています。
どちらも春を代表する花として知られており、春は周りの環境などが移り変わる季節なので、アネモネやクロッカスを見ながら苦しんだ恋に終止符を打ち、新たな恋に進めるといいですね。
別れたいを意味する花言葉
一見、別れを告げられるほうが悲しいと思われがちですが、告げる側もかなり大変であると言われています。
そのため、花言葉を通じて別れたい相手に気持ちを匂わせるということも、ありかもしれません。
黄色いバラ「別れよう」
黄色いバラは「別れよう」のほかにも、「愛情の薄れ」など、別れを匂わせる恋愛においてマイナスイメージの花言葉を持っています。
その反対に「友情」「平和」という言葉も持っているので、恋愛関係ではない、同志といえるような友人の場合は、プレゼントなどにも適しています。
黒のチューリップ「私を忘れてください」
珍しいカラーであることを理由に、気軽に贈り物にしてしまうと悲劇を招きかねない黒いチューリップ。
チューリップは色によって花言葉が異なるので、プレゼントにする際は全般的に注意が必要です。
旅立ちの時に~感謝を伝える花言葉
人生の中では、卒業などポジティブな別れの場面もあります。そうした別れの時に、感謝を伝える花言葉を持つお花をプレゼントできると素敵ですよね。
スイートピー「離別」「門出」
スイートピーには別れのニュアンスに「門出」という言葉が加わり、祝福の意味も込められています。
花が大きくカラフルで、カラーバリエーションも豊富なスイートピーは見た目も華やかなお花です。
トルコキキョウ「希望」「思いやり」
細くすらっと伸びた茎に大きく広がる花を咲かせるトルコキキョウ。紫色の色合いで、男女問わず人気のお花です。
たんぽぽの花言葉
たんぽぽの花言葉に「別離」という別れのニュアンスを持った言葉があります。これは、たんぽぽの綿毛が飛んでいく様から連想されたと言われています。
春に日本中の身近な環境で見かけることができるたんぽぽは、アスファルトの裂け目などでも育つ強いお花です。
「別離」のほかに「真心の愛」「神のお告げ」「愛の信託」「思わせぶり」などの花言葉もあり、特定の人との愛について真剣に考えていき、別れを含め最終的に神様の決めることという考えまで行きついた様を想像させます。
マーガレットの花言葉
マーガレットには「私を忘れないで」「優しい思い出」という花言葉があります。
これらは悲観的な言葉というよりも、別れを告げられた側のポジティブな心の移り変わりを表現していると言われています。
元来シンプルなお花ですが、品種改良によって、色や香りのバリエーションがあるものも存在しています。