北海道や東北地方などで街路樹として見かけることが多いナナカマド(七竃)は、6月頃に純白の花と緑の葉のコントラスト、そして秋を迎えると真紅の実に紅葉した葉が美しい植物です。
真紅の実に雪が積もった姿が美しいナナカマドの花言葉やその由来などをご紹介します。
ナナカマド(七竈)の花言葉
ナナカマドの花言葉は「慎重」「賢明」「私はあなたを見守る」「安全」などです。
ナナカマドは7回竃に入れても燃えにくいという性質からこの名がつけられたと言われていて、この燃えにくい性質にちなんで「慎重」や「賢明」「安全」などの花言葉がつけられたようです。
ナナカマド(七竈)の花言葉は怖い?
先程ご紹介した通り、ナナカマドには怖い意味を持つ花言葉はありません。
怖いイメージとは逆に、ナナカマドには北欧の神話で、雷神トールが大洪水で溺れてしまいそうな時に、ナナカマドの木のおかげで命が助かったという言い伝えがあり、これをきっかけに、ナナカマドの木を使った板を船に使うと水難に合わないと言われるようになりました。
また、ヨーロッパ地方では、ナナカマド(七竈)の枝で作った十字架を魔除けとして使ったり、弔事のときに教会の墓地にあるナナカマドの枝で十字架を作りそれを身につける風習があったとされていて、「魔よけ」として知られています。
ニワナナカマドの花言葉
ナナカマドに似た葉を持ち、小さいサイズのニワナナカマドに現在は特定の花言葉は付けられていないようです。
ニワナナカマドは耐寒性と耐暑性が高く、育てやすい樹木として、洋風のお庭などに植えられることが多く、ナナカマドのように白い花は咲きますが、赤い実がなったり、紅葉したりはしません。
ナナカマド(七竈)はいつの誕生花?
ナナカマドは、1月27日、11月13日、11月18日の誕生花です。
ナナカマド(七竈)の実にも花言葉はある?
ナナカマドの実に現在は特定の花言葉は付けられていないようですが、冬にナナカマドの実に雪が積もる姿は白と赤のコントラストがとてもキレイです。
また、ナナカマドの実は鳥たちにとってはごちそうのようですが、少量の毒性が含まれていますので、おいしそうに見えても口にしないように気をつけましょう。