花言葉にはさまざまな種類のものがあります。心を明るくする前向きなものもあれば、その逆で悲しく後ろ向きな意味を持つ花言葉もあります。
今回はその悲しい花言葉についてスポットをあてて、詳しく書きたいと思います。
悲しい意味を持つ花言葉
悲しい意味を持つ花言葉はたくさんあります。その中でも、多くの方の心にしみるであろう花言葉や、人気があるものをいくつかピックアップしてみました。
- マリーゴールド「悲しみ」「嫉妬」「絶望」
- ワスレナグサ「私を忘れないで」
- あさがお「はかない恋」「短い愛」
マリーゴールドはメキシコを原産としたお花で、オレンジ、黄色と華やかな色の花が咲くことから、家庭菜園でも人気が高いです。
ヨーロッパではキリスト教の考え方により、黄色を敵と考える風潮があり、そういった流れから悲しい花言葉がつけられていると言われています。
黄色のお花では、チューリップも「希望のない恋」など悲しい花言葉がついています。
ワスレナグサはヨーロッパを原産とする花で、日本でも本州中部以北の湿地に野生化しています。
悲恋の物語に由来した花言葉であり、淡い青やピンクの花がその寂しさを表しているようです。
あさがおは午後になるとしぼんでしまうことから、そのはかなく短命な様子から、この花言葉がついたと言われています。
その他、悲しい花言葉を持つお花については以下をご参照ください。
別れの花言葉
上記にも登場していますが、悲しい花言葉の中でも「別れ」を意味する花言葉は非常に多いです。
それだけ、別れということは人の心を感傷的にするのですね。「別れ」を意味する花言葉を持つ代表的なお花はこちらです。
- キンセンカ「別れ」
- ハナニラ「悲しい別れ」
原産地は地中海沿岸、アメリカ、ヨーロッパで栽培されています。日本では鑑賞用として花壇などで栽培されています。
キンセンカの花言葉から、特定の人を別れさせるおまじないなどが調べられていることもあるようです。
ハナニラはその名の通り、葉や根からニラのにおいがするお花で、道端に植えっぱなしでも花が咲く、非常に強い植物です。
花言葉の由来は、憂いを帯びたような青白さが、どことなく物悲しい雰囲気を感じさせることが由来とされています。